くらしの薬膳

『年越しそば縁起』-おそばへの願いと薬膳-

皆さん、こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院 伍行庵】です。

さて、いよいよ歳末。

行く年くる年に欠かせない食べ物と云えば、日本ではやはり《おそば》でしょう。

 

縁起いろいろ

《年越しそば》は江戸中期ごろに定着した習慣で、一般的には

「蕎麦のように細く長く、家業や健康が続くように」

との願掛けがあるとされますが・・・これにも諸説あるようで。

【金細工師縁起】

金細工師は、散らかった金粉を集めるのに練ったそば粉を使ったそうです。

金粉のくっついたそばダネを水に入れると、そばは溶け、金だけが水に沈むので重宝したのだとか。

ここから「金を集める」という縁起で蕎麦を食べる、という説。

【切れやすいから】

蕎麦は切れやすいので「旧年の悪縁をスッパリ切る」という意味で。

【丈夫だから】

蕎麦は植物として丈夫で、少々の風雨でも翌日天気になれば、すぐ起き上がります。

そこから「七転び八起きを誓って」という説。

その他にも、昔お寺で、年を越せない人達に歳末助け合いでおそばを振る舞ったのが始まりとか、

お金持ちの家が、大晦日に蕎麦を食べるのを家訓にしていたので、それにならって・・・

とか、まぁ色々。

 

そばは「デトックス」の薬膳

もうひとつ、薬膳的に蕎麦には

「気分を穏やかにし、腸を和らげ、胃腸の痞(つか)えを治す」

効があると云われます。

身体の悪いモノをすっかり出して、気分おだやかに良い新年を迎えようという訳。

 

栄養学的にも、

蕎麦に含まれるルチンというポリフェノールは、毛細血管を強くして血行を促進し、血圧を下げる効果が確認されています。

肝臓を助けるコリンという物質も多く含むので、お酒のお供ともしても理想的。

 

その由来は色々ですが、

いずれにせよ、「より良い新年を願って」という想いは同じです。

今年の大晦日は、年越し蕎麦を食べながら、誓い新たにしていきましょう!

来年はきっと良い年です(o^-‘)b!!

 

※一つご注意。

蕎麦は「冷性」の食物ですから、冬場にざるそばはあまりお勧めできません。

できればあったかいお蕎麦で年越しを。

 

当院では、医療としての鍼灸を確立すべく、日々研鑽を積み重ねております。

お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

くらしの薬膳

『夏至は麺!』-冷やし中華の薬膳-

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「冬至は餃子、夏至は麺」

今日は夏至。 一年で一番昼が長い日です。

薬膳では、冬至に関しては「かぼちゃ」「ユズ」「七草」など・・・

色々とネタがあるのですが、夏至は今ひとつ「コレ!」という食材がありません。

ただ中国には

「冬至餃子夏至面(麺)」という言葉があるので・・・

今日は一つ、薬膳として《冷やし中華》をオススメしてみようかと。

 

冷やし中華は「トッピング」がポイント

冷やし中華は夏の定番カンタンメニューではありますが、なかなかどうして栄養面では侮れません。

夏バテにはエネルギー(炭水化物=麺)の効率的な補給が第1ですが、炭水化物は単体よりも、ビタミンB₁と一緒に摂取する事でエネルギー効率が高まります。

このビタミンB₁を多く含む食材の代表格が「ハム(豚肉の塩漬け)」。

「卵」は言わずもがなの栄養食材ですし、

キュウリやトマトの夏野菜は尿の排出を促進し、体内の熱をうまく外に逃がしてくれます。

タレも酢ベースであれば疲労回復、ゴマだれならば滋養強壮に・・・

と、【冷やし中華】はトッピング次第で、非常にバランスの良い夏バテ対抗メニューになります。

今日を境に少しづつ日は短くなっていきますが、湿気と暑さはこれからが本番です。

夏至を境に、食事は油っこいものを控えて、サッパリしながらも栄養価の高いモノを。

体調管理の難しい季節ですが、美味しく乗り切りましょう!!

 

当院では、医療としての鍼灸を確立すべく、日々研鑽を積み重ねております。

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くらしの薬膳

『春の旬』-たけのこの薬膳-

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「旬」の野菜、たけのこ

患者さんから『筍の煮物』をいただきました!

ありがとうございます。

堪能させていただきましたm(_ _)m

この《筍》、竹冠に旬と書くだけあって、野菜の中でも特に”旬じゃなきゃ味わえない”食材。

江戸の食物図鑑『本朝食鑑』にも、「生を採って煮て食べるのが最上」と書かれています。

今の都会では、なかなか”下茹でなしでもイケる”ほど、新鮮な筍は入手しがたいですが・・・

 

たけのこは「清熱化痰」の薬膳

さて《筍》の薬膳的な効能は

 

「身体の中の熱をさまし、痰を消し、気を下へおろす」。

この時期の、身体のほてりや胸苦しさ、喉の違和感、便秘など・・・

季節変化についていけず、自律神経系に乱れが生じておこるような症状には、良い食材かと思います。

現代栄養学的にも、筍に多く含まれる食物繊維やカリウムは、便秘を改善し体の水分バランスを整える効果があるので、東西医学両面から、デトックスという意味ではお墨付きの出てる優秀な食材。

 

もうすぐ連休もやってきます。

なかなか不安は拭えないかと思いますが、たまの休日は、新鮮な旬を求めて”たけのこ掘り”なんてのも良いかと。

竹林は地震に強いですしね。

 

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くらしの薬膳, 風邪・感染症, 高血圧

『冬の養生三宝』-冬のはじめのお手軽薬膳-

皆さん、こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院 伍行庵】です。

 

立冬を過ぎ、日に日に寒さが増すこの時期、体調はいかがでしょうか?

これから師走にかけての忙しい時期を乗り切るために、今回は食養生。

冬の『養生三宝』とよばれる食材をご紹介します。

とは言え、決して高価でも珍しいものでもありませんよ^^)

《白菜》

ビタミンCを多く含み、鉄、亜鉛、マグネシウム、カリウムなどのミネラル分も豊富。

ビタミンCは風邪の予防、お肌の乾燥予防に大切ですし、ついつい塩分を多く摂りがちな冬の食事には、塩分の排出を促すカリウムは必須。

ただビタミンCは、加熱でこわれてしまうので・・・

お鍋よりは漬物がオススメ。

 

《豆腐》

「プロテイン」が健康のキーワードでとりあげられる程、最近のタンパク質に対する関心は急上昇。

大豆は良質な植物性タンパクの代表ですが、豆腐になるとその吸収率が格段にあがります。

タンパク質はあまり体内に溜めておけないので、日々の食事に一つ加えるのがベスト。

《大根》

薬膳では生の大根は「気を上げ」、火を通した大根には「気を下げる」効果があると云いますが・・・

実際、大根に含まれる消化酵素「ジアスターゼ」は熱に弱く、加熱すると効果は消えてしまいます。

また優れた殺菌効果をもつ「イソチオシアネート」は、大根の細胞が壊れて、はじめて出てくるので・・・

インフルエンザが心配になりはじめるこの時期は、「大根おろし」がオススメです。

この3つ、毎食全部とるののは大変でしょうが・・

おかずに「大根おろし」「冷ややっこ」「白菜漬」のどれか一つを加えるのはそう難しくないと思います。

寒さと乾燥にまけないカラダづくりに、お値段もお手頃な『三宝』を、ぜひ上手に活用してください!

 

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