くらしの薬膳, 脳力、集中力向上, 慢性疲労、全身のこり

脳に効く?『神の食べ物』 -チョコレート-

皆さん、こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院 伍行庵】です。

 

さて、本日はバレンタインデー。

最近は、恋愛イベントというよりも友人や自分へのご褒美という側面が強くなってきてるそうですが・・・

やはり、みんな大好きチョコレート!ですねぇ。

 

チョコレートは神さまの食べ物?

この世界中で愛されるチョコレート。

原料のカカオは、学名を「テオブロマ・カカオ」と云いますが、「テオブロマ」とは「神の食物」という意味。

発祥の地、中南米では、カカオは古代から”不老長寿の薬”と考えられていたようで、 カカオがヨーロッパに伝来した後も、スペインでは”門外不出の妙薬”とされていたのだとか。

長い間、海を越えてなお人々を魅了したカカオの薬効とは何なのか?

現代的に云えば、”脳に作用する物質”が、その答えかもしれません。

 

脳に効くチョコレート

カカオに含まれるカフェイン《テオブロミン》は、大脳を刺激して記憶力を高め、リラックスさせる効果があるとされています。

またカカオのアロマは、やはり中枢神経系に作用して、集中力を向上させる作用が認められています。

他にも脳に必須の”ブドウ糖”、代謝に必要な”各種ビタミン・ミネラル”、活性酸素を抑制すると言われる”カカオポリフェノール”など。

 

効能的には、非常に『脳』に効く感じがします。

そういう意味では、「日々のストレスのご褒美にチョコ」という昨今の風潮は、恋愛イベントよりも理に適っているのかも??

 

これからの受験シーズン。

受験生にも良さそうですから、勉強の追い込みのお供にチョコレートはいかがでしょうか?

 

 

当院では、医療としての鍼灸を確立すべく、日々研鑽を積み重ねております。

お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

くらしの薬膳, 風邪・感染症, 慢性疲労、全身のこり

『和の薬膳のエース』-梅干-

皆さん、こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院 伍行庵】です。

実は、当院の花壇には、小さな梅の樹があります。

この時期らしからぬ陽気も手伝ってか、今年は非常に花の開きが良い♪

冷気の中に爽やかな香りを漂わせてくれています^^)

 

梅=和の薬膳のエース

梅(特に梅干)は昔から、薬用に多く用いられきました。

江戸時代の食物図鑑《本朝食鑑》によれば、

「能く熱邪を去り、滞りをひらき、渇を潤し、胸やけを除き、咽喉や口の腫れものを癒し、一切の食毒を解する」

とか。

梅の花の煎じ湯は、お顔の吹き出物の洗顔水に。

梅干は、歯痛、口内炎、喉の炎症、胸やけ、胃もたれ、二日酔いと・・・

日本の生活には、切っても切れないものでした。

 

栄養学的にも『梅』は

鉄、マグネシウム、亜鉛、カルシウムなど、カラダの働きを調えるミネラルを豊富に含み、

クエン酸やリンゴ酸は、栄養をエネルギーに変換させやすくし、疲労回復に。

また、『梅』はとてもすぐれたアルカリ性食品なので、

一粒でも、肉類に代表される酸性食品とのバランスをとってくれるので、免疫力の向上にも。

 

今年の二月は、不安なコロナウイルスの話題で世の中騒然としています。

梅でコロナがどうこうなるとは思いませんが、基本として。

 

栄養バランスをしっかりと保ち、免疫力を強めていくことが大切!

 

こまめな手洗いと、人ごみでのマスク、

そして一日一個の梅干しを。

 

当院では、医療としての鍼灸を確立すべく、日々研鑽を積み重ねております。

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くらしの薬膳, 自律神経失調

『香り』が脳をととのえる -ゆず-

皆さん、こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院 伍行庵】です。

 

冬至といえば・・・なぜユズ湯?

昨日22日は『冬至』。

冬至といえば『ゆず湯』がつきものですが・・・

 

コレ、一説には「湯治(冬至)でカラダの融通(ゆず)が効く」という洒落からきてる・・・

とも云われます^^)

しかし、ゆず湯の効能はなかなかどうして。

柚子のアロマに含まれるリモネンという成分は、吸引することで全身の血管を拡張させ、

お湯に溶けた油分は保温と潤いを与えてくれます。

 

香りは記憶をよみがえらせる

五感のうち、嗅覚だけは、《大脳辺縁系》という脳の原始的な部分にダイレクトに作用します。

また、感情と記憶に深くかかわる《パペッツの情動回路》という部分にも、嗅覚は直接つながるため、

においは、こころに深く作用するんです。

 

アロマは、当院でも、院内の環境づくりに用いています。

2019年も本当にのこり僅か。

アロマでこころと記憶を整理して、良き新年に備えましょう!

当院は本年、29日(日)まで診療いたします。

 

当院では、医療としての鍼灸を確立すべく、日々研鑽を積み重ねております。

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くらしの薬膳

『年越し縁起』-おそば-

皆さん、こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院 伍行庵】です。

さて、いよいよ歳末。

行く年くる年に欠かせない食べ物と云えば、日本ではやはり《おそば》でしょう。

 

縁起いろいろ

《年越しそば》は江戸中期ごろに定着した習慣で、一般的には

「蕎麦のように細く長く、家業や健康が続くように」

との願掛けがあるとされますが・・・これにも諸説あるようで。

【金細工師縁起】

金細工師は、散らかった金粉を集めるのに練ったそば粉を使ったそうです。

金粉のくっついたそばダネを水に入れると、そばは溶け、金だけが水に沈むので重宝したのだとか。

ここから「金を集める」という縁起で蕎麦を食べる、という説。

【切れやすいから】

蕎麦は切れやすいので「旧年の悪縁をスッパリ切る」という意味で。

【丈夫だから】

蕎麦は植物として丈夫で、少々の風雨でも翌日天気になれば、すぐ起き上がります。

そこから「七転び八起きを誓って」という説。

その他にも、昔お寺で、年を越せない人達に歳末助け合いでおそばを振る舞ったのが始まりとか、

お金持ちの家が、大晦日に蕎麦を食べるのを家訓にしていたので、それにならって・・・

とか、まぁ色々。

 

そばは「デトックス」の薬膳

もうひとつ、薬膳的に蕎麦には

「気分を穏やかにし、腸を和らげ、胃腸の痞(つか)えを治す」

効があると云われます。

身体の悪いモノをすっかり出して、気分おだやかに良い新年を迎えようという訳。

 

栄養学的にも、

蕎麦に含まれるルチンというポリフェノールは、毛細血管を強くして血行を促進し、血圧を下げる効果が確認されています。

肝臓を助けるコリンという物質も多く含むので、お酒のお供ともしても理想的。

 

その由来は色々ですが、

いずれにせよ、「より良い新年を願って」という想いは同じです。

今年の大晦日は、年越し蕎麦を食べながら、誓い新たにしていきましょう!

来年はきっと良い年です(o^-‘)b!!

 

※一つご注意。

蕎麦は「冷性」の食物ですから、冬場にざるそばはあまりお勧めできません。

できればあったかいお蕎麦で年越しを。

 

当院では、医療としての鍼灸を確立すべく、日々研鑽を積み重ねております。

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くらしの薬膳

『具だくさん』で夏バテ防止 -冷やし中華-

皆さん、こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院 伍行庵】です。

 

「冬至は餃子、夏至は麺」

今日は夏至。 一年で一番昼が長い日です。

薬膳では、冬至に関しては「かぼちゃ」「ユズ」「七草」など・・・

色々とネタがあるのですが、夏至は今ひとつ「コレ!」という食材がありません。

ただ中国には

「冬至餃子夏至面(麺)」という言葉があるので・・・

今日は一つ、薬膳として《冷やし中華》をオススメしてみようかと。

 

冷やし中華は「トッピング」がポイント

冷やし中華は夏の定番カンタンメニューではありますが、なかなかどうして栄養面では侮れません。

夏バテにはエネルギー(炭水化物=麺)の効率的な補給が第1ですが、炭水化物は単体よりも、ビタミンB₁と一緒に摂取する事でエネルギー効率が高まります。

このビタミンB₁を多く含む食材の代表格が「ハム(豚肉の塩漬け)」。

「卵」は言わずもがなの栄養食材ですし、

キュウリやトマトの夏野菜は尿の排出を促進し、体内の熱をうまく外に逃がしてくれます。

タレも酢ベースであれば疲労回復、ゴマだれならば滋養強壮に・・・

と、【冷やし中華】はトッピング次第で、非常にバランスの良い夏バテ対抗メニューになります。

今日を境に少しづつ日は短くなっていきますが、湿気と暑さはこれからが本番です。

夏至を境に、食事は油っこいものを控えて、サッパリしながらも栄養価の高いモノを。

体調管理の難しい季節ですが、美味しく乗り切りましょう!!

 

当院では、医療としての鍼灸を確立すべく、日々研鑽を積み重ねております。

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くらしの薬膳

『春×デトックス?』-たけのこ-

皆さん、こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院 伍行庵】です。

 

「旬」の野菜、たけのこ

患者さんから『筍の煮物』をいただきました!

ありがとうございます。

堪能させていただきましたm(_ _)m

この《筍》、竹冠に旬と書くだけあって、野菜の中でも特に”旬じゃなきゃ味わえない”食材。

江戸の食物図鑑『本朝食鑑』にも、「生を採って煮て食べるのが最上」と書かれています。

今の都会では、なかなか”下茹でなしでもイケる”ほど、新鮮な筍は入手しがたいですが・・・

 

たけのこは「清熱化痰」の薬膳

さて《筍》の薬膳的な効能は

 

「身体の中の熱をさまし、痰を消し、気を下へおろす」。

この時期の、身体のほてりや胸苦しさ、喉の違和感、便秘など・・・

季節変化についていけず、自律神経系に乱れが生じておこるような症状には、良い食材かと思います。

現代栄養学的にも、筍に多く含まれる食物繊維やカリウムは、便秘を改善し体の水分バランスを整える効果があるので、東西医学両面から、デトックスという意味ではお墨付きの出てる優秀な食材。

 

もうすぐ連休もやってきます。

なかなか不安は拭えないかと思いますが、たまの休日は、新鮮な旬を求めて”たけのこ掘り”なんてのも良いかと。

竹林は地震に強いですしね。

 

当院では、医療としての鍼灸を確立すべく、日々研鑽を積み重ねております。

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くらしの薬膳, 風邪・感染症, 高血圧

『冬のお手軽薬膳』-養生三宝-

皆さん、こんにちは。

さいたま市中央区、北与野駅から徒歩2分、【はりきゅう治療院 伍行庵】です。

 

立冬を過ぎ、日に日に寒さが増すこの時期、体調はいかがでしょうか?

これから師走にかけての忙しい時期を乗り切るために、今回は食養生。

冬の『養生三宝』とよばれる食材をご紹介します。

とは言え、決して高価でも珍しいものでもありませんよ^^)

《白菜》

ビタミンCを多く含み、鉄、亜鉛、マグネシウム、カリウムなどのミネラル分も豊富。

ビタミンCは風邪の予防、お肌の乾燥予防に大切ですし、ついつい塩分を多く摂りがちな冬の食事には、塩分の排出を促すカリウムは必須。

ただビタミンCは、加熱でこわれてしまうので・・・

お鍋よりは漬物がオススメ。

 

《豆腐》

「プロテイン」が健康のキーワードでとりあげられる程、最近のタンパク質に対する関心は急上昇。

大豆は良質な植物性タンパクの代表ですが、豆腐になるとその吸収率が格段にあがります。

タンパク質はあまり体内に溜めておけないので、日々の食事に一つ加えるのがベスト。

《大根》

薬膳では生の大根は「気を上げ」、火を通した大根には「気を下げる」効果があると云いますが・・・

実際、大根に含まれる消化酵素「ジアスターゼ」は熱に弱く、加熱すると効果は消えてしまいます。

また優れた殺菌効果をもつ「イソチオシアネート」は、大根の細胞が壊れて、はじめて出てくるので・・・

インフルエンザが心配になりはじめるこの時期は、「大根おろし」がオススメです。

この3つ、毎食全部とるののは大変でしょうが・・

おかずに「大根おろし」「冷ややっこ」「白菜漬」のどれか一つを加えるのはそう難しくないと思います。

寒さと乾燥にまけないカラダづくりに、お値段もお手頃な『三宝』を、ぜひ上手に活用してください!

 

当院では、医療としての鍼灸を確立すべく、日々研鑽を積み重ねております。

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